「 aegis 」の語源

「保護」という意味で使われるようになったのは1793年で、ラテン語のaegis（エイギス）からの比喩表現です。この言葉はギリシャ語のAigis（アイギス）に由来し、ゼウスの盾の名前を指します。ヘロドトスによれば、この言葉はaix（属格aigos）「ヤギ」に関連しているとされ、これは印欧語根*aig-「ヤギ」に由来します（同じルーツを持つ言葉にはサンスクリット語のajah、リトアニア語のožys「オスヤギ」があります）。これは、盾がヤギの皮で作られていたためです。アテナのaigisは短いヤギの皮のマントで、ゴルゴンの頭が付けられ、蛇の房飾りがあしらわれていました。その正確な使い方や目的は今でははっきりしていません。

The goatskin would be worn with the two forelegs tied in front of the wearer's breast, or possibly with the head passed through an opening made at the neck, by the removal of the animal's head. [F. Warre Cornish, ed., "Dictionary of Greek and Roman Antiquities," London, 1898]

ヤギの皮は、前足を胸の前で結んで着るか、あるいは首の部分で開口部を作り、頭を取り除いてから頭を通して着る形で使われた可能性があります。[F. Warre Cornish編、『ギリシャ・ローマ古典辞典』、ロンドン、1898年]