アフリカに生息する雑食性のウマ目・厚皮目の哺乳類で、1560年代に使われ始めました。これは後期ラテン語の hippopotamus に由来し、さらに遡るとギリシャ語の hippopotamos、「川の馬」を意味します。これは以前の表現 ho hippos potamios(「川の馬」)からの不規則な変化で、hippos(「馬」、インド・ヨーロッパ語の語根 *ekwo-「馬」から)と、potamos(「川、流れる水」、potamo-を参照)から派生した形容詞が組み合わさっています。中世英語では ypotame(約1300年頃)と呼ばれていましたが、これは同じ語源から来ているものの、古フランス語で変形したものです。古英語では sæhengest(「海の馬」)と訳されていました。また、ホランドの『プリニウス』では river-horse(「川の馬」)と翻訳されています。
Ypotamos comen flyngynge. ... Grete bestes and griselich ["Kyng Alisaunder," c. 1300]
Ypotamos comen flyngynge.(「川馬が飛んでくる」)... Grete bestes and griselich(「大きくて恐ろしい獣たち」)
(「アレクサンダー大王」、約1300年頃)
関連語として Hippopotamic(「カバの」)があります。