「 hypocrite 」の語源

1200年頃、ipocrisie、「美徳や善のふりをする罪」から、古フランス語のypocrisie、後期ラテン語のhypocrisis「偽善」、また「人の言葉や動作の模倣」から、アッティカ語のhypokrisis「舞台での演技; ふりをすること」、比喩的に「偽善」から、hypokrinesthai「役を演じる、ふりをする」、また「答える」から、hypo-「下に」（hypo-を参照）+ 中態のkrinein「ふるい分ける、決定する」（PIE語根*krei-「ふるいにかける」、したがって「識別する、区別する」から）。アッティカ語における意味の進化は「徐々に分離する」から「答える」へ、さらに「舞台での共演者に答える」そして「役を演じる」へと変わった。英語では16世紀にh-が復元された。

Hypocrisy is the art of affecting qualities for the purpose of pretending to an undeserved virtue. Because individuals and institutions and societies most often live down to the suspicions about them, hypocrisy and its accompanying equivocations underpin the conduct of life. Imagine how frightful truth unvarnished would be. [Benjamin F. Martin, "France in 1938," 2005]

偽善は、不当な美徳を装うために性質を装う技術である。個人や組織、社会が最も頻繁に自分たちに対する疑念に応える形で生活するため、偽善とそれに伴う曖昧さが生活の行動を支えている。真実が無修正であるとどれほど恐ろしいものになるかを想像してほしい。[ベンジャミン・F・マーティン、「1938年のフランス」、2005年]