「 Blighty 」の語源

イギリス兵が「イギリス」や「イングランド」を指す際に使う、カジュアルで（通常は）愛情を込めた呼び方です。第一次世界大戦で広まったものの、1896年にはインドで使われていたことが確認されています。これはヒンディー語のbilayut, billaitから派生したもので、アラビア語のwilayat「王国、州」という意味の言葉に由来しています。この言葉は南アジアのさまざまな民族によって遠い故郷を指すために使われ、インドでは一般的に「ヨーロッパ」を指すようになりました。

WHEN Johnnie comes frae Blighty you can see it in his face,

     For its jist a long's an elder's whan he's gaun tae say a grace;

He lies spare upon his charpoy, an' he never says a word,

     Thats a specimen o' a'Johnnie whan he joins the Ninety-Third.

["L. Ferguson," first verse of Johnnie frae 'Blighty,'" in The Thin Red Line, The Regimental Paper of the 2nd Batt. (Princess Louise's) Argyll & Sutherland Highlanders, Nowshera, Peshawar, India, September 1896]

ジョニーがブライティに帰ってくると、その顔に出るんだ、

まるで長老が祈りを捧げる準備をしているようにね。

彼はチャルポイの上で横たわり、何も言わないんだ、

それが、彼が第93連隊に加わったときのジョニーの姿さ。

[「L. Ferguson」、詩「Johnnie frae 'Blighty'」の最初の詩節、『The Thin Red Line』第2大隊（プリンセス・ルイーズの）アルガイル・アンド・サザーランド・ハイランダーズの連隊誌、インド・ペシャワール・ノウシェラ、1896年9月]