「 OK 」の語源

「オールライト、コレクト」、1839年頃にボストンとニューヨークで流行したスラングの名残で、一般的なフレーズを意図的にユーモラスにミススペルして略したものです。たとえば、K.G.は「ノーゴー」、つまりknow go、N.C.はenough said（「'nuff ced」）、K.Y.はno use（「know yuse」）などです。このO.K.は「オール・コレクト」の略語です。また、P.D.Q.も参照してください。

おそらく、1840年に民主党の大統領マーチン・ヴァン・ビューレンの再選キャンペーンを支援するニューヨークのO.K. Clubが選挙スローガンとして使ったことでさらに広まりました。このスローガンは、彼の愛称Old Kinderhookにちなんでおり、彼がニューヨーク州のキンダフック村で生まれたことに由来しています。ヴァン・ビューレンは選挙に敗れましたが、この言葉は定着しました。特に、書類や請求書などに迅速に承認を示す方法を必要としていたためです。

1919年、ウッドロウ・ウィルソンがこの単語をokehと綴ったのは、これがチョクトー語のokeh（「そうです」）を表すと考えたからです（しかし、この説には歴史的な証拠がありません）。この綴りは、1929年にokayという形が現れるとすぐに廃れました。20世紀初頭にアメリカを訪れて帰国したギリシャ移民たちは、アメリカの話し方を身につけて「okay-boys」などと呼ばれることがありました。

名詞としては1841年から「承認、支持、許可」を意味するものとして使われるようになりました（特にO.K.の文字で示される場合）。動詞「承認する、同意する、許可する」は1888年からです。Okey-dokeという学生スラングは1932年に確認されています。