「大きな恐怖を引き起こす、恐ろしい、ひどい」という意味で、1560年代に使われ始めました。ラテン語の dirus(「恐ろしい、忌まわしい、不吉な」)から来ており、宗教的な意味合いを持つ言葉ですが、その起源は不明です。どうやらラテン語の方言的な表現だったようで、オスカ語やウンブリア語から来ている可能性もあり、ギリシャ語の deinos(「恐ろしい」)やサンスクリット語の dvis-(「憎しみ、敵意、敵」)と同根の可能性があります。これらはすべて、印欧語族の語根 *dwei-(「恐れ、憎しみ」を意味する)から派生しています。
The recent date of appearance, and the absence of any derivatives within Latin, might also be interpreted as a support for this explanation. We may accept it, but with the necessary precautions, since it remains an explanation ex obscuro. [de Vaan]
この言葉が比較的新しく登場し、ラテン語内に派生語が存在しないことは、この説明を支持する証拠とも解釈できます。この説明を受け入れることは可能ですが、注意が必要です。なぜなら、それは依然として ex obscuro(不明瞭なものからの説明)だからです。[de Vaan]