13世紀半ばに登場した seisen という言葉は、「土地や財産を強制的に、または権威を持って占有する」という意味です。これは古フランス語の seisir(現代フランス語では saisir)から来ており、「占有する、強奪する、占有させる、授ける」といった意味を持ちます。この語源は後期ラテン語の sacire(8世紀頃)に遡りますが、一般的にはゲルマン語に起源があると考えられています。しかし、その正確な出所は不明です。フランク語の *sakjan(「権利を主張する」)から来ている可能性もあり、これはゴート語の sokjan や古英語の secan(「探し求める」)と関連しています(seek を参照)。また、原始ゲルマン語の *satjan(「置く」)から派生したとも考えられ、これは set (v.) に見られます。
この言葉はもともと法的な文脈で、封建制度下の財産や職務の占有を指していました。「手や歯でしっかりとつかむ」という意味は1300年頃から見られ、「都市などを強制的に占有する」という意味は14世紀半ばから使われるようになりました。また、死や病気、恐怖などに対して「突然襲いかかる」という比喩的な使い方は14世紀後半から見られ、「心で理解する」という意味は1855年から証明されています。
機械や装置に関しては、自動詞として「動かなくなる、詰まる、固まる」といった意味で、1878年に確認されています。関連語としては、Seized(過去形)、seizing(現在分詞)があります。