「細かく切ったキャベツを押しつぶし、塩を加えて発酵させ、酸っぱくしたドイツの伝統料理」。1630年代にドイツ語のSauerkraut(直訳すると「酸っぱいキャベツ」)から来ており、sauer(「酸っぱい」、原始ゲルマン語の*sura-に由来;sour(形容詞)を参照)と、Kraut(「野菜、キャベツ」、古高ドイツ語のkrut、原始ゲルマン語の*kruthanから)を組み合わせた言葉です。
They pickle it [cabbage] up in all high Germany, with salt and barberies, and so keepe it all the yeere, being commonly the first dish you have served in at table, which they call their sawerkrant. [James Hart, "Klinike, or the diet of the diseased," 1633]
「彼らは高地ドイツでキャベツを塩とバーバリー(スグリの一種)で漬け込み、年中保存します。そして、通常は食卓で最初に出される料理が、彼らがsawerkrantと呼ぶものです。」 [ジェームズ・ハート、『Klinike, or the diet of the diseased』、1633年]
アメリカのスラングでは、比喩的に「ドイツ人」を指す使い方が1858年から見られます(krautを参照)。「1918年に愛国者たちがsauerkrautの代わりにliberty-cabbageを使おうとした試みは、完全に失敗に終わった。」[メンケン]。フランス語のchoucroute(19世紀)はドイツ語の言葉ですが、アルザス地方のドイツ語のsurkrutを経由し、フランス語ではchou(「キャベツ」)とcroûte(「皮、クラスト」)を組み合わせた民間語源による変化が見られます。