14世紀後半、extasie「陶酔」の意味で使用され、古フランス語のestaise「エクスタシー、陶酔」、後代ラテン語のextasis、ギリシャ語のekstasis「心を奪うこと、驚き、狂気;適切な場所からの逸脱や除去」、新約聖書では「トランス」の意味で使用される、existanai「置き去りにする、場所を離れさせる」、また「心を奪う」(existanai phrenon)、ek「外へ」(ex-を参照)+ histanai「置く、立たせる」、PIEルート*sta-「立つ、しっかりさせる」に由来。
17世紀の神秘的な著者によって「体を麻痺させながら魂が神聖なものを考察する状態」として使用され、これが「良い感情の高揚した状態」(1610年代)への意味のシフトを助けた。薬物3,4-メチレンジオキシメタンフェタミンの俗語としての使用は1985年から。かつてはecstasie、extacy、extasyなどと綴られていた。それに伴う動詞を作ろうとする試みには、ecstasy(1620年代)、ecstatize(1650年代)、ecstasiate(1823年)、ecstasize(1830年)が含まれる。