「 electrocute 」の語源

14世紀後半。「実行に移す」（他動詞、主に法律用語で令状や判決などに関連して使用）、また「行動を遂行する」（自動詞）という意味で、古フランス語のexecuter（14世紀）から、中世ラテン語のexecutare、さらにラテン語のexecut-/exsecut-、動詞exequi/exsequiの過去分詞語幹「追いかける、墓まで見送る」、比喩的には「追いかける、後を追う、同行する、フォローアップする、起訴する、実行する、施行する、達成する、罰する、復讐する」から派生。ex-「外へ」（ex-参照）+ sequi「従う」（PIEルート*sekw- (1)「従う」から）。「死刑を執行する」という意味は15世紀後半から、初期の法律用語「判決を実行する」から派生。関連語: Executed、executing。

「電気による死刑執行」、1889年、アメリカ英語。electrocuteから派生した動作名詞。1897年から「電気による死亡」という意味でも使われるようになった。

Electrocution, unless better performed than in the first instance, is a retrograde step rather than the contrary. The preliminary arrangements: the shaving of the head, the cutting of the clothing, the strapping in a chair, add much to the horror of the occasion. It is safe to say that electrocution is not the coming method of execution. [The Medical Era, vol. vii, no. 9, Sept. 1890]

電気死刑は、最初の実施よりも改善されない限り、逆行するステップであり、逆に進歩とは言えない。事前の準備—頭を剃ること、衣服を切ること、椅子に縛り付けること—は、儀式の恐怖を大いに増す。電気死刑が今後の執行方法になるとは言えないだろう。[The Medical Era, vol. vii, no. 9, 1890年9月]

母音の前で electr-、「電気、電気の」という意味の語形成要素で、ギリシャ語の ēlektro- のラテン化された形で、ēlektron 「琥珀」の結合形（electric を参照）。単独では、以前は electrotype、electroplate の短縮形としてよく使われていた。