1510年代に「測定の程度」という意味で使われるようになりました。これはフランス語の grade(16世紀)、「段階」や「程度」を意味する言葉から来ており、さらに遡るとラテン語の gradus、「一歩」や「足取り」、または「はしごや階段を登った段階」を指します。比喩的には「何かに向かう一歩」や「段階的に上昇する程度」を意味し、これは gradi(過去分詞形は gressus)「歩く」「進む」「行く」という動詞から派生しています。この語は、印欧語族の語根 *ghredh-「歩く」「進む」に由来しています。中英語の gree(「一歩」や「系列の段階」)という言葉は、古フランス語の grei(「段階」)やラテン語の gradus から置き換えられました。
「道路や鉄道の傾斜」を意味する用法は1811年から。「同じ質や価値を持つもののクラス」という意味は1807年に登場し、「学校のカリキュラムの1年に相当する区分」という意味は1835年から使われています。また、「学生の作品の評価を示す文字マーク」という意味は1886年からで、当初は数値の成績を指していました。Grade A(「最高品質で人間が消費できるもの」、もともとは牛乳に関して)は、1912年にアメリカで導入された制度から来ています。比喩的に make the grade(「成功する」)という表現が使われるようになったのも1912年で、初期の例では具体的にどのような「成績」を指しているのか、段階の高さなのか、質の良さなのか、学業の評価なのかは明確ではありません。