中英語の risen は古英語の risan 「眠りから起き上がる、ベッドから出る;立ち上がる、足元に立つ;テーブルから立ち上がる;共に起き上がる;適切である、ふさわしい」(通常は gerisan, arisan; 第I強変化動詞; 過去形 ras, 過去分詞 risen)から、原始ゲルマン語の *us-rīsanan 「上に行く」(古ノルド語の risa, 古サクソン語の risan, 古フリジア語の risa「立ち上がる、起こる、発生する」、ゴシック語の urreisan「立ち上がる」、古高ドイツ語の risan「立ち上がる、流れる」、ドイツ語の reisen「旅行する」、もともとは「旅のために立ち上がる」に由来)から。OEDは「テュートン語以外の関連する用語は追跡されていない」と記しており、Boutkanは失われたヨーロッパの基盤言語に起源を示唆している。
12世紀後半から「死者が蘇る」とも、「反乱する、反対に立ち上がる」の意味で使われる。1200年頃から「低い位置から高い位置へ移動する、上昇する;数や量が増加する;運が上がる、繁栄する;目立つようになる」の意味で証明されている。また、天体については「地平線の上に現れる」の意味でも。rise and shine「起きる、ベッドから出る」は1916年までに(以前は宗教的な表現だった)。海や川などについては「高さが増す」1300年頃。
「存在する、起源を持つ;結果(から)」の意味は13世紀中頃から。14世紀初頭からは「発生する、起こる、実現する、行われる」の意味で。1540年代から音については「音高が上がる」の意味で。また1540年代から生地についても。この動詞が温度計や気圧計の液体の動作に関連して熱や温度に使われるようになったのは中英語ではなかったようで、その感覚は1650年代から発展したと考えられる。raise (v.) に関連。同義の言葉: Rose; risen。