中英語の weien は、古英語の wegan に由来しています。この単語は、強変化動詞の第5類に属し、過去形は wæg、過去分詞形は wægon です。基本的な意味は「重さを測る、計る」で、他にも「重さを持つ」「持ち上げる」「運ぶ」「支える」「耐える」「動かす」といった意味でも使われました。これは、原始ゲルマン語の *wegan に由来し、同じ語源を持つ言葉としては、古サクソン語の wegan、古フリジア語の wega、オランダ語の wegen(すべて「重さを測る」)、古ノルド語の vega、古高ドイツ語の wegan(「動かす、運ぶ、測る」)、現代ドイツ語の wiegen(「測る」)、bewegen(「動かす、揺り動かす」)などがあります。これらはすべて、印欧語族の語根 *wegh-(「行く、動く、乗り物で運ぶ」)に由来しています。
この単語の意味の進化は、最初は「動かす」から「持ち上げる、上げる」、そして「持ち上げて重さを測る」という流れで発展したと考えられます。ラテン語の pendere(「重さを測る、考慮する」、文字通りには「ぶら下がる、ぶら下げる原因となる」)と比較すると分かりやすいでしょう。この「持ち上げる、運ぶ」という意味は、航海用語の weigh anchor(「錨を上げる」)に今でも残っています。
「考慮する、熟考する、検討する」という比喩的な意味は、14世紀中頃から見られます。これは主に言葉や意見に対して使われました。
「weigh down」(「過剰な重さで負担をかける」)という表現は、14世紀中頃には登場し、最初は比喩的(罪などの比喩)に使われていましたが、1560年代には物理的な意味でも使われるようになりました。
「weigh in」(「競技会前に体重を測る」)という意味は1868年に登場し、最初は騎手に関連して使われ、その後はボクサーなどの格闘技選手にも使われるようになりました。また、「影響を及ぼす、議論に強く参加する」という比喩的な意味は1909年から見られます。