14世紀後半には、passifという形で、物に対して「作用を受ける能力がある」、人に対しては「受け入れやすい」、さらには文法的には「何らかの行動によって影響を受けることを表す」(activeに対して)という意味で使われるようになりました。この言葉は古フランス語のpassif(「苦しんでいる、困難を経験している」、14世紀)から来ており、さらに遡るとラテン語のpassivus(「感じることができる、苦しむことができる」)、その語根はpass-(「苦しむ」を意味するpatiの過去分詞語幹)に由来しています(この語源についてはpassionを参照)。
「能動的でない、行動を起こさない」という意味での使用は15世紀後半から見られます。また、「抵抗せず、反対せず、苦しみに耐えるが無抵抗である」というニュアンスは1620年代に登場しました。関連語としてはPassivelyがあります。名詞としては14世紀後半に「物質が作用を受ける能力として」、また文法用語としては「受動態の動詞」を指して使われました。
Passive resistance(受動的抵抗)は、1819年にスコットの小説『アイヴァンホー』で確認でき、19世紀を通じて使われました。この表現は、ガンディーが1906年頃に南アフリカで再創造しました。一方、Passive-aggressive(受動攻撃的)は、間接的な抵抗を示しつつ、直接的な対立を避ける行動や性格を指すもので、1971年に記録されています。