14世紀半ば、predestinaciounという言葉が登場しました。これは「神が特定の人々を恵みによって救いまたは永遠の命に向けて前もって定める行為」を意味し、古フランス語のpredestinacionや教会ラテン語のpraedestinationem（主格はpraedestinatio）から直接派生したものです。このラテン語は「前もって決定すること」を表す名詞で、praedestinare（「目標として定める」「前もって任命または決定する」）という動詞の過去分詞語幹から派生しています。さらに遡ると、prae（「前に」、pre-を参照）とdestinare（「任命する、決定する」、destine (v.)を参照）から成り立っています。
このラテン語は最初に神学的な意味でアウグスティヌスによって使われ、カルヴァンによって重要視されました。関連する言葉として、Predestinarian（「予定説を信じる者」）が1660年代に登場しました。
Predestination to Life is the everlasting purpose of God, whereby (before the foundations of the world were laid) he hath constantly decreed by his counsel secret to us, to deliver from curse and damnation those whom he hath chosen in Christ out of mankind, and to bring them by Christ to everlasting salvation, as vessels made to honour. Wherefore, they which be endued with so excellent a benefit of God be called according to God's purpose by his Spirit working in due season: they through Grace obey the calling: they be justified freely: they be made sons of God by adoption: they be made like the image of his onlybegotten Son Jesus Christ: they walk religiously in good works, and at length, by God's mercy, they attain to everlasting felicity. [From article xvii of the Thirty-nine Articles of Religion of the Church of England]
「命への予定説とは、神の永遠の目的であり、世界の基盤が築かれる前から、神が私たちには秘められた御計画によって、キリストにあって人類の中から選ばれた者たちを呪いや滅びから救い、キリストによって永遠の救いへと導くことを常に定めていたというものです。彼らは栄光の器として作られたのです。したがって、このような素晴らしい神の恵みを受けた者たちは、神の目的に従って、時期を見て働く聖霊によって呼ばれます。彼らは恵みによってその呼びかけに従い、無償で義とされ、養子として神の子とされ、唯一の御子イエス・キリストの姿に似た者とされ、善行において信仰深く歩み、最終的には神の慈悲によって永遠の幸福を手に入れるのです。」
[イングランド教会の「39か条の信仰告白」第17条より]
