14世紀半ば、sediciounという言葉が登場しました。これは「反乱、蜂起、暴動、国家における人為的な動乱、民間の権威を覆そうとする組織的な試み、派閥間の激しい争い、宗教的または市民的な混乱、暴動、権威に対する反抗」といった意味を持ちます。この言葉は古フランス語のsedicion(14世紀、現代フランス語ではsédition)から来ており、さらに遡るとラテン語のseditionem(主格はseditio)に由来します。ラテン語では「市民の混乱、対立、争い、反乱、叛乱」といった意味があり、文字通りには「離れて行くこと、分離」を意味します。この語はsed-(「離れて、別に、脇に」、se-を参照)と、itio(「行くこと」、ire「行く」から、印欧語根*ei-「行く」)から成り立っています。
In early use, 'factious with tumult, turbulent' (J.); now chiefly, engaged in promoting disaffection or inciting to revolt against constituted authority [OED]
初期の用法では「党派的で騒々しい、動乱を引き起こす」といった意味がありましたが、現在では主に「既存の権威に対する不満を煽ったり、反乱を扇動したりする行為」に使われています。[OED]
「合法的な政府に対する反乱を扇動する行為や言葉」という意味が確認されたのは1838年のことです。この言葉はtreason(反逆罪)よりも軽いとされ、明確な行為を伴わないためです。
But it is not essential to the offense of sedition that it threaten the very existence of the state or its authority in its entire extent. Thus, there are seditious assemblies, seditious libels, etc., as well as direct and indirect threats and acts amounting to sedition — all of which are punishable as misdemeanors by fine and imprisonment. [Century Dictionary]
しかし、反乱罪が国家の存続やその権威全体を脅かすことを必ずしも要求するわけではありません。したがって、反乱を扇動する集会や反乱的な中傷、さらには反乱に該当する直接的または間接的な脅威や行為が存在し、これらはすべて軽犯罪として罰金や禁錮刑の対象となります。[Century Dictionary]
ラテン語のseditioは古英語ではunsibやfolcsliteと訳されていました。