15世紀半ばには「価格で入手可能な」「腐敗しやすい」という意味で使われ、1660年代には「販売のために提供されている」という意味になりました。これはフランス語の vénal、古フランス語の venel(売春婦など「販売中」の意、12世紀)から来ており、直接的にはラテン語の venalis(「販売のために、売るべきもの」「賄賂を受け取ることができる」という意味)に由来しています。
この語は venum(主格 *venus)から派生しており、「販売のために」という意味です。これは印欧語根 *wes-no-(「価格」)から再構築され、さらに *wes-(1)「買う、売る」という意味に基づいています。このルートはサンスクリット語の vasnah(「購入資金」)、vasnam(「報酬」)、vasnayati(「彼は交渉する、値切る」)や、ギリシャ語の onos(「支払われた価格、購入」)、oneisthai(「買う」)などにも見られます。
一般的には「金銭的利益や卑劣な動機から、自分のサービスや影響力を売る準備ができている」という悪い意味で使われます。
Venal is strongest in expressing the idea of complete sale to a purchaser—character, honor, principle, and even individuality being surrendered for value received, the venal man doing whatever his purchaser directs, a venal press advocating whatever it is told to advocate. [Century Dictionary, 1891]
Venal という言葉は、購入者に対して完全に売り渡すという考えを最も強く表現します。つまり、人格、名誉、原則、さらには個性までもが対価として受け取られるために放棄され、venal な人は購入者の指示に従って何でも行い、venal なメディアは指示されたことを何でも支持するというわけです。[Century Dictionary, 1891]