14世紀半ば(14世紀前半の姓に見られる)、最初は「商業代理人、ファクター」といった意味で使われ、さらに「不正なビジネスの代理人」といった否定的な意味合いも持つようになりました。この言葉は、アングロ・フランス語の brocour(「小規模な商人」)に由来し、さらに遡ると abrokur(「ワインの小売業者、酒場の主人」)から来ていると考えられています。ポルトガル語の alborcar(「物々交換する」)が影響を与えた可能性もありますが、より有力なのは古フランス語の brocheor(「ブロッシェ(釘や針のようなもの)を使う人」)から派生した説です。これは brochier(「樽を開ける、突き刺す」)に由来し、さらに broche(古ノースフランス語では broke や broque)という「先の尖った道具」を指していました(この意味は broach (n.) を参照)。最初は「ワインの商人」といった意味合いがあり、そこから「小売業者、中間業者、代理人」といった広がりを見せました。
中英語では、物売りや売春婦を軽蔑的に指す言葉として使われるようになり、「公職を売買する者」(14世紀後半のアングロ・フランス語)や「恋愛や結婚の仲介者」(14世紀後半)といった意味も持つようになりました。