1610年代には、Hamburgerという言葉が「Hamburg出身の人」を指すようになりました。また、ハンブルクからの船にも使われました。1838年からは、チロル地方原産の優れた黒ブドウの一種を指し、1857年には鶏の品種としても使われるようになりました。
肉製品としての名前が定着したのは1880年頃で、hamburg steak(ハンバーグステーキ)と呼ばれました。もしこの名前がドイツの都市に由来するものであれば、移民がアメリカに向かう際の主要な出発港であったハンブルクとの関連があるかもしれませんが、確実な証拠はありません。1767年には、Hamburg(h) beefという煙で燻製にしたスパイシーな牛肉のハッシュが記録されており、1774年には<Hamburgh sausage(ハンバーグソーセージ)としても文献に残されています。このソーセージは「見つけられる中で一番大きな腸で作るもの」と説明されています(ハンナ・グラス「料理の技法、簡単に実用的に」)。
「バンズとグリルしたハンバーガー肉のパティからなるサンドイッチ」を指す意味が確認されたのは1909年で、これは<hamburger sandwich(ハンバーガーサンドイッチ)という言葉の短縮形です(1902年から使用)。
短縮形のburgerが確認されたのは1939年で、beefburger(ビーフバーガー)という表現が1940年に試みられました。これは、-burgerが独自の食品接尾辞として定着した後、主成分をより明確にするためのものでした(cheeseburger(チーズバーガー)は1938年に確認されています)。