13世紀後半には「炉」、14世紀後半には「暖炉の煙突、家の上に煙が外に逃げるために立てられた垂直の構造物」を指すようになりました。これは古フランス語のcheminee(「暖炉」「暖炉のある部屋」「炉」「煙突スタック」、12世紀、現代フランス語ではcheminée)から来ており、中世ラテン語のcaminata(「暖炉」)に由来します。さらに遡ると、後期ラテン語の(camera) caminata(「暖炉」「暖炉のある部屋」)、ラテン語のcaminatus(caminusの形容詞、「炉、鍛冶場」「炉、オーブン」「煙道」)から派生し、最終的にはギリシャ語のkaminos(「炉、オーブン、レンガ窯」)に行き着きますが、その起源は不明です。
From the persistence of the medial i in OF. it is seen that the word was not an ancient popular word, but a very early adoption of caminata with subsequent phonetic evolution [OED, 1989]
中間フランス語での中間母音iの持続から、この言葉が古くから一般的に使われていたわけではなく、caminataの非常に初期の採用が音声的に進化した結果であることがわかります [OED, 1989]。
中英語では、smokethurlやsmokehole(14世紀)といった独自の呼び方もありました。Jamieson [1808]によれば、スコットランドでは俗語として「chimley」と発音されることが一般的だったそうです。同じ語源から、古高ドイツ語のcheminata、現代ドイツ語のKamin、ロシア語のkaminu、ポーランド語のkominなども派生しています。Chimney-corner(「暖炉の横のスペース」)という言葉は1570年代から使われています。