14世紀半ばには「(難解なテーマを)心の中で明確にする、説明する、解明する」といった意味がありました。14世紀後半になると、「清潔にする、洗浄する、浄化する」、「液体を透明にする、濁りや透明度を損なうものを取り除く」といった意味が使われるようになりました。また、「無実を証明する、正当化する」という意味もありました。天候や海、空、雲などについては「晴れる、穏やかになる」といった使い方も見られます。これらの意味はすべて形容詞のclearから派生しています。関連語としては、Cleared(過去形)、clearing(現在分詞)などがあります。
「(濁りがなくなる)」という自動詞の意味は1580年代からです。「障害物を取り除く」という意味は1520年代から、1590年代には「絡まったものを解き放つ」、「障害物を避けて通過する」という意味が、それぞれ1630年代までに定着しました。「何かを取り除く」という意味は1670年代から、「土地を木や藪から開放する」という意味は1690年代から使われています。「跳び越える」という意味は1791年に初めて確認されました。「明確な利益としてお金を得る」という意味は1719年からです。また、「提案などを権威から承認される」という意味は1944年から、1948年には「国家安全保障関連の仕事に適格と認定される」という意味が使われるようになりました。
「clear (one's) throat」(1881年に確認)は、以前の「clear (one's) voice」(1701年に確認)から派生しています。「clear out」(「出発する、去る」、1825年)は、船が税関や港の規則を満たして出航するという概念から生まれた可能性があります。「get clear of」(1590年代に確認)は「取り除く、排除する」という意味です。「clear up」(1620年代の天候関連、1690年代の「心を明瞭にする」)は、状況の改善や理解の促進を示します。「Clear the deck」(1802年、帆船から)は、甲板を整える命令です。「Clear the air」(比喩的な意味での「誤解を解く」)は14世紀後半から使われています。「clear the coast」(1520年代)は、上陸に適した状態にすることを意味していました。