古英語の is は「氷、氷の塊」を意味し、またアングロサクソンルーンで -i- を表すものでもあります。これは原始ゲルマン語の *is-(「氷」を意味し、古ノルド語の iss、古フリジア語の is、オランダ語の ijs、ドイツ語の Eis などの語源でもあります)から来ており、その起源は不明です。可能性のある親戚語としては、アヴェスター語の aexa-(「霜、氷」)、isu-(「霜の、氷の」)、アフガニスタン語の asai(「霜」)などがあります。スラングで「ダイヤモンド」を意味する用法は、1906年から確認されています。
現代の綴りは15世紀に現れ始め、フランス語風に見えるようになりました。On ice(「必要になるまで手を付けない、保留にする」)という表現は1890年から使われています。また、比喩的な意味での Thin ice(「危険な状況、微妙な立場」)は1884年から見られます。
break the ice(「最初の一歩を踏み出す、場を和ませる」)という表現は1580年代に登場しました。これは、船が川の氷を砕いて進む様子から派生した比喩ですが、現代では「冷たい距離感を和らげる」という意味合いが強いです。Ice-fishing(「氷上釣り」)は1869年から、ice-scraper(「氷削り器」)は1789年の料理用語として使われています。