14世紀後半には「壊れない、緩めることができない」という意味で使われ、さらに比喩的に「問題などが解決不可能である、説明できない」といった意味でも使われるようになりました。これは古フランス語の insoluble から、あるいはラテン語の insolubilis(「緩めることができない」という意味)から直接来ています。このラテン語は in-(「~でない」、in- (1) を参照)と、solubilis(「緩めることができる」、soluble を参照)から成り立っています。
It was a tacit conviction of the learned during the Middle Ages that no such thing as an insoluble question existed. There might be matters that presented serious difficulties, but if you could lay them before the right man -- some Arab in Spain, for instance, omniscient by reason of studies into the details of which it was better not to inquire -- he would give you a conclusive answer. The real trouble was only to find your man. [Gertrude Bell, "The Desert and the Sown," 1907]
中世の学者たちは、解決不可能な問題など存在しないという暗黙の信念を抱いていました。たとえ深刻な困難を伴う問題があったとしても、それを適切な人物――たとえば、スペインにいるアラブ人のような、詳細な研究によって全知に達した人物――に相談すれば、必ず決定的な答えを得られると信じられていたのです。実際の難しさは、その「適切な人物」を見つけることにありました。[ガートルード・ベル、『砂漠と耕された土地』、1907年]
「液体に溶けない」という意味での使用は1713年から見られます。