「七より一つ多い数、二倍の四、七より一つ多い数を表す記号」、14世紀後半の記録では eighte とされ、さらにその前は ehte(およそ1200年頃)だった。この語は古英語の eahta や æhta に由来し、さらに遡ると原始ゲルマン語の *akhto(古ザクセン語の ahto、古フリジア語の ahta、古ノルド語の atta、スウェーデン語の åtta、オランダ語の acht、古高ドイツ語の Ahto、現代ドイツ語の acht、ゴート語の ahtau も同源)。さらにその起源は印欧語族の *okto(u)(「八」の意)に遡り、これはサンスクリット語の astau、アヴェスター語の ashta、ギリシャ語の okto、ラテン語の octo、古アイルランド語の ocht-n、ブルトン語の eiz、古教会スラヴ語の osmi、リトアニア語の aštuoni などにも見られる。ラテン語からは、イタリア語の otto、スペイン語の ocho、古フランス語の oit、現代フランス語の huit などが派生した。綴りについては fight (v.) を参照。
「八人乗りの漕ぎ船の乗組員」という意味は1847年から確認されている。スペイン語のpiece of eight(1690年代)は、その価値が八レアルだったことから名付けられた(詳細は piece (n.) を参照)。Figure (of) eight(レースコースなどの形を示す表現)は1600年頃から使われている。「困難な状況にある」という意味のbehind the eight ball(1932年)は、ビリヤードから来た比喩だ。Eight hours(公正な労働日の理想的な長さとしての表現)は1845年に記録されている。