「小規模または卑しいビジネスに従事する劣悪な弁護士」、あるいはヘンリーが言うように「下品な弁護士、詐欺師のような弁護士」、1560年代に見られ、しばしば二語として扱われたり、ハイフンでつながれたりしました。最初の部分は petty(小さな、卑しい)で、二つ目の要素はおそらく地方的な fogger(詐欺師、ハッカー、卑劣な手段で利益を得る者)で、これはおそらくオランダ語の focker(詐欺師)やフラマン語の focken(騙す)から来ているか、中英語の fugger(詐欺師)に由来しています。これらの言葉は、15世紀から16世紀にかけてアウクスブルクで活躍した著名な商人・金融業者の一族、Fugger(フッガー家)から派生したようです。ドイツ語、フラマン語、オランダ語では、この姓が「独占者、金持ち、貸金業者」を意味する言葉になりました。
A 'petty Fugger' would mean one who on a small scale practices the dishonourable devices for gain popularly attributed to great financiers; it seems possible that the phrase 'petty fogger of the law,' applied in this sense to some notorious person, may have caught the popular fancy. [OED first edition]
「小さなフッガー」という表現は、大規模な金融業者に一般的に帰せられる不名誉な手口を小規模で実践する者を指すかもしれません。この意味で「法律の小さな詐欺師」というフレーズが、ある悪名高い人物に適用されて大衆の関心を引いた可能性があります。[OED初版]
しかし、オックスフォード英語辞典(OED)はまた、pettifactor(小規模な案件を扱う法律代理人、1580年代)にも注目しています。これは少し後に証明されていますが、この表現の起源かもしれません。関連する言葉として Pettifoggery(詐欺行為、特に法律に関する小さな詐欺)が挙げられます。
A pettie fogger, a silly aduocate or lawyer, rather a trouble-Toune, hauing neither law nor conscience. [Minsheu, "Guide to Tongues," 1627]
pettie fogger(小さな詐欺師)は、愚かな弁護士や法律家、トラブルメーカーで、法律も良心も持たない者を指します。[ミンシュー、「言語の指南書」、1627年]