中英語の redi は、形容詞の接尾辞 -i(例: busy、 crafty、 hungry など)と、古英語の ræde や geræde(「準備ができた、適切に装備された」、特に馬については「乗馬の準備ができた」)から派生しています。
これは、原始ゲルマン語の *(ga)raitha-(「整えられた、準備された」)に由来すると考えられており、古フリジ語の rede(「準備ができた」)、中オランダ語の gereit、古高ドイツ語の reiti、中高ドイツ語の bereite、現代ドイツ語の bereit、古ノルド語の greiðr(「準備ができた、平易な」)、ゴート語の garaiþs(「整えられた、配置された」)などが同源です。これらはおそらく、印欧語根 *reidh-(「乗る、乗り越える」)から派生しており、英語の ride(動詞)に関連しています。
中英語では語尾が変化することで音節が長くなりました。「手元にある、存在する、利用可能である」という意味は12世紀後半に見られます。お金に関して「即座に利用できる」という意味は1300年頃からで、これがスラングの名詞 the ready(「現金」)を生み出しました(1680年代)。「at the ready」(「準備万端で」)という表現は、兵士が「(準備せよ!)」の命令を受けた後の銃の構えを指し、1837年から使われています。副詞としては1300年頃から「手元に、すぐに」という意味で使われました。ready-reckoner(1757年)は、日常のビジネスや家事で使われる計算を表形式でまとめた本のことを指します。