1300年頃、「書面に記された証言、記録された事実や状態」を意味するようになりました。この言葉は古フランス語の record(「記憶」「声明」「報告」)から来ており、recorder(「記録する」)という動詞(record (v.))から派生しています。また、中世ラテン語の名詞 recordum や recorda からも影響を受けています。関連語としては Records があります。
「事実、出来事、手続きの記録としての文書」という意味は14世紀後半から、また「政府機関や地方自治体の公式文書」という意味も同時期に見られます。これにより、「知識として保存される事実や状態、特に書面化されることによって」という意味(14世紀後半)も生まれました。
「音や画像が記録されたディスク」という意味は1878年から確認されており、当初はエジソンの蝋管を指し、その後他の音声記録媒体にも広がりました。Record-player(レコードプレーヤー)は1919年から使われ始め、record-album(レコードアルバム)は1936年に「音声記録のコレクション」を意味するようになりました。それ以前は「エジソンの蝋管を保存するためのアルバム」として使われていました。「ブルーアンベロール・レコードだけを持っている人は、それらを散らばらせたり、ピアノやソファの下に古い箱に入れておくのではなく、ちゃんとアルバムに保管すべきです。」という広告が、1913年7月の『エジソン・フォノグラフ・マンスリー』に掲載されました。Record-store(レコード店)は1933年に確認され、record-shop(レコードショップ)は1929年から使われています。
「スポーツや活動における最高公式記録」という意味は1883年から見られ、この意味に合わせた動詞は break(記録を破る、1924年)か beat(記録を更新する、1884年)かもしれません。「人の生涯の既知の事実の集積」という意味は1856年から確認されており、アメリカ英語で使われています。
「公に記録された情報」を示すジャーナリストのフレーズ on the record(記録に残るものとして)は1900年から、off the record(非公式に、1906年から)は「秘密裏に」という副詞句として使われています。For the record(記録のために、「事実を明らかにするために」は1930年の公聴会で確認されました。keep(または set) the record straight(事実を明確にすること)は1949年から使われるようになり、matter of record(記録としての事柄)は中英語で「正式に記録されたり文書化された事柄」「既存の記録で解決できる法的問題」を意味しました。