「 sparrow 」の語源

小さな茶色と灰色の鳥（Passer domesticus）、ヨーロッパ起源だが、植民者によって広く普及し、現在は北アメリカやオーストラリアなどに自然化している。中英語では sparwe、古英語では spearwa、原始ゲルマン語では *sparwan（古ノルド語の spörr、古高ドイツ語の sparo、ドイツ語の Sperling、ゴート語の sparwa も同源）。

これはPIE *spor-wo-、ルート *sper- (3) から再構成され、ゲルマン語、バルト語、ギリシャ語で小鳥の名前を形成する（古プロイセン語の spurglis「スズメ」、ギリシャ語の sparasion「小さなスズメのような鳥」、縮小形 spergoulos「小さな野鳥」、psar「ムクドリ」も同源）。

The sparrow is a conirostral granivorous bird, whose food is principally seeds and grain, yet it has been introduced in many countries for the purpose of destroying noxious insects. ... It speedily becomes a pest wherever introduced, and seldom destroys noxious insects to any appreciable extent. It was brought into the United States from Germany about 1869, and is now probably more numerous than any single native bird. [Century Dictionary, 1895]

スズメは円錐状のくちばしを持つ穀物食の鳥で、主に種子と穀物を食べるが、有害な昆虫を駆除する目的で多くの国に導入されてきた。... 導入された場所ではすぐに害虫となり、有害な昆虫を appreciable な程度で駆除することはほとんどない。1869年頃にドイツからアメリカ合衆国に持ち込まれ、現在ではおそらく単一の在来種よりも多く存在している。[Century Dictionary, 1895]

英語の使用では、修飾語を伴い、多くの小さなスズメのような鳥（例：snow-sparrow「ジュンコ」）を指す。また、小さく、活発で、機知に富んだ人々、特にロンドンのコックニーを指す（1861年頃）。Sparrow-pie（1881年）は、鋭い機知を得た人々の比喩的な料理だった。物事に関しては、小さなまたは劣った種類のものを示す。

Sparrowfarts（1886年）はチェシャーのスラングで「非常に早朝」を意味した。sparrow-blasted（1650年代）は不吉に打たれることを意味したが（sparrow-blastingは1580年代から）、その意味は不明である。