14世紀後半に、verbeという言葉が「言葉」を意味していました(この意味は現在ではほとんど使われていませんが、verbalなどには残っています)。特に文法の分野では、「主語と結びついて文を作る役割を持つ言葉、つまり主に述語を表す言葉」として使われていました(出典:『センチュリー辞典』)。この言葉は古フランス語のverbe(「言葉」「神の言葉」「発言」「動作や存在を表す品詞」などを意味する、12世紀の言葉)から来ており、さらに遡るとラテン語のverbum(「動詞」「言葉」を意味する)に直接由来しています。
この語源は、印欧祖語のルート*were-(3)「話す」にさかのぼると考えられており、同じルートからはアヴェスター語のurvata-(「命令」)、サンスクリット語のvrata-(「誓い」「命令」)、ギリシャ語のrhētōr(「演説者」「公の場で話す人」)、rhetra(「合意」「契約」)、eirein(「話す」「言う」)、ヒッタイト語のweriga-(「呼ぶ」「召喚する」)、リトアニア語のvardas(「名前」)、ゴート語のwaurdや古英語のword(「言葉」)などが派生しています。