「 diploma 」の語源

「公認の代理人を通じた国家間の公式な交流の科学；条約の交渉と草案作成の技術；より広くは、国際ビジネスの取引と管理一般のこと」を1793年にフランス語のdiplomatieから、diplomate「外交官」（aristocratieからのaristocrateのモデルに基づく）から、近代ラテン語のdiplomaticus（1680年代）から、ラテン語のdiploma（属格diplomatis）「特権を付与する公式文書」（diplomaを参照；意味の進化についてはdiplomaticを参照）から派生。

It is obvious to any one who has been in charge of the interests of his country abroad that the day secrecy is abolished negotiations of any kind will become impossible. [Jules Cambon, "The Diplomatist" (transl. Christopher Rede Turner), 1931]

自国の利益を海外で担当したことがある人には明らかであるが、秘密が廃止される日が来れば、あらゆる交渉が不可能になるだろう。[ジュール・カンボン、「外交官」(翻訳：クリストファー・リード・ターナー)、1931年]

「あらゆる種類の交渉を管理する際の器用さや技術」という意味は1848年に。

1711年、「公式または原本の文書、テキスト、憲章に関するもの」という意味で使われるようになりました。この言葉は、近代ラテン語の diplomaticus（1680年代）に由来し、ラテン語の diploma「州からの推薦状」、つまり地方へ行く人々に与えられる「役人が作成した文書」を表す diplomat- から来ています。この言葉はさらにギリシャ語の diploma「許可証、地図」、もともとは「紙を二つ折りにしたもの」、すなわち diploun「二重にする、折りたたむ」から派生し、diploos「二重」（diplo-を参照）と -oma（中性名詞や動作の結果を表す名詞を作る接尾辞、-omaを参照）を組み合わせたものです。

「外交に関する、または外交的な性質を持つもの；国際関係の管理に関わるもの」という意味は1787年に記録されており、これは18世紀に近代ラテン語の国際条約集などのタイトルで diplomaticus が使われたことから発展したようです。この場合、元々は「テキスト」に関わる言葉でしたが、次第に「国際関係に関するもの」と解釈されるようになりました。

「機転が利いて、交渉やあらゆる対人関係において巧妙である様子」という一般的な意味での使用は1826年から見られます。また、diplomatic immunity（外交特権）は1849年に証明されています。関連語として Diplomatically があります。