この言葉は、古英語の hon(「ぶら下げる」、他動詞、過去形 heng、過去分詞 hangen)と hangian(「ぶら下がる」、自動詞、弱変化動詞、過去形 hangode)が融合したものです。また、古ノルド語の hengja(「ぶら下げる」)や hanga(「ぶら下がる」)からの影響もあったと考えられます。これらはすべて、原始ゲルマン語の *hanhan(他動詞)や *hanganan(自動詞)「ぶら下げる」に由来し(古フリジ語の hangia、オランダ語の hangen、ドイツ語の hängenも同源)、さらに遡ると印欧語祖語の *konk-(「ぶら下げる」)から来ています(ゴート語の hahanやヒッタイト語の gang-「ぶら下げる」、サンスクリット語の sankate「揺れる」、ラテン語の cunctari「遅れる」なども同様で、Stonehengeの第二要素も参照)。
この言葉が処刑方法として使われ始めたのは遅い時期の古英語からですが、元々は特に十字架にかけることを指していました。1838年のシンシナティの資料では、「大気中にぶら下がることに遭遇する」と婉曲に表現されています(『Tales and Sketches of the Queen City』)。「立ち往生する」という意味(特に hung jury「審議未了の陪審員」に見られる)は1848年にアメリカ英語で確認されました。Hungは16世紀の北イングランド方言で過去分詞として使われ始め、hangedは法律用語として(保守的な傾向があるため)存続し、死刑やそれに関連する比喩(例:I'll be hanged「私は絶対にそうなる」)で使われました。
「時間を過ごす」というティーンエイジャーのスラングとしての用法は1951年に記録されました。hang around(「ぶらぶらする、遊ぶ」)は1828年のアメリカ英語からで、hang out(「遊ぶ、たむろする」)と比較できます。hang back(「進むのをためらう」は1580年代から使われており、hang an arse(「ためらう、腰が引ける」、1590年代)は少しユーモラスな表現です。hang fire(1781年)という動詞句は元々、銃火器が発射までに時間がかかることを指していました。let it all hang out(「リラックスして自由に過ごす」、1967年)は、心の解放を表すフレーズとして広まりました。