15世紀初頭、「一連の環や輪が連なって形成される鎖の一部」や「ひもなどの一部」を指す名詞として使われ始めました。これはおそらく古ノルド語の*hlenkrや類似のスカンジナビア語から派生しており、古ノルド語のhlekkr(複数形で「鎖」)や、古スウェーデン語のlænker(「鎖、リンク」)、ノルウェー語のlenke(「リンク」)、デンマーク語のlænke(「鎖」)、ドイツ語のGelenk(「関節、体の関節部分;リンク、輪」)といった言葉と関連があります。これらは原始ゲルマン語の*khlink-(ドイツ語のlenken「曲げる、回す、導く」の語源でもあります)に由来し、さらに遡るとインド・ヨーロッパ語族の語根*kleng-(「曲げる、回す」)につながります。これらの語と関連するものとして、lank(「ヒップ」)や、flank(「側面」)、flinch(「ひるむ」)などがあります。
この名詞は古英語には見られず、当時はlank(「体の側面、特に腰」)やhlencan(複数形で「鎧」)などの異なる表現が使われていました。「連続した鎖のように作られたソーセージの一部」という意味は15世紀中頃から見られます。また、「一つの物や部分を別のものとつなぐもの」という意味は1540年代に登場しました。さらに、「二点間の通信手段」という意味は1911年から使われるようになりました。「人と猿の間の欠陥リンク」(Missing link)という表現は1880年に登場しました。