1520年代には「表現の方法やスタイル」、また「いくつかの言葉がほぼ一つの概念を表す短い表現」といった意味で使われるようになりました。この言葉は、後期ラテン語の phrasis(「言い回し」)から来ており、さらに遡るとギリシャ語の phrasis(「スピーチ、話し方、発音、フレーズ法」)に由来します。このギリシャ語は、phrazein(「伝える、宣言する、示す、指摘する、見せる、知らせる」)という動詞から派生しています。また、この動詞は受動的に使われることもあり(phrazomai)、自分自身に何かを示す、考え込む、熟考する、考え出す、工夫する、想像する、信じる、観察する、といった意味を持ちます。
このギリシャ語の動詞の起源ははっきりしていませんが、phrenes(「知恵、感覚、正気」)、phrēn(「心、精神」)、つまり「横隔膜、腹部」(phreno-を参照)に関連している可能性があります。「楽曲からの短くてやや独立したパッセージ」という音楽的な意味は1789年に登場しました。また、Phrase-book(「特定の言語に特有な表現の集まり」)という言葉は1590年代に使われ始めました。