1200年頃、「金銭や資源が不足している、富を欠いている;困窮している、貧しい」と同様に「小さく、わずかな」という意味でも、またキリスト教の美徳に従って「 possessions を持たない」という意味でも、古フランス語の povre「貧しい、不幸な、所有物を奪われた、不十分な、弱い、痩せた」(現代フランス語では pauvre)から、ラテン語の pauper「貧しい、裕福でない」、さらに前ラテン語の *pau-paros「少ししか生産しない、少ししか得られない」、これは paucus「少ない」(インド・ヨーロッパ語祖語 *pau- (1)「少ない、わずか」)と parare「生産する、産出する」(インド・ヨーロッパ語祖語 *pere- (1) 「生産する、調達する」)のルーツからなる複合語から来ている。
これは古英語の earm(原始ゲルマン語の *arma-、起源は議論の余地がある)に取って代わった。13世紀後半には「不運な、憐れまれるべき、残念なもの」として使われた。軽蔑的な使用では、15世紀初頭に「道徳的に劣る、みじめな、不幸な」という意味で使われた。14世紀初頭からは比喩的に「精神的に貧しい」として使われた(poor in spiritは「精神的に謙虚であること」を意味する)。「望ましいまたは本質的な性質が不足している」という意味は1300年頃から。居住地に関しては1300年頃から;土壌などに関しては14世紀後半から。15世紀初頭からは「謙虚な、わずかな、重要でない」という意味で使われた。
1921年にニューオーリンズで、シンプルだが満腹感を得られる材料で作られた poor boy サンドイッチが発明され、名付けられた。1965年から「自分の利点を否定する」という意味の poor mouth が使われ始めた(make a poor mouth「不平を言う」は1822年からのスコットランド方言)。1854年からのスラングで、poor man's ________「______の安価な代替品」という意味がある。1720年には Poor relation「謙虚な状況にある親戚や親族」という意味で使われた。