14世紀半ば、solemne、solempneという言葉は、「適切な宗教儀式や敬意をもって行われるもの」「神聖なもの」「宗教的な儀式に捧げられたもの」を意味していました。また、誓いなどについては「宗教的な承認のもとに行われ、拘束力のあるもの」という意味もありました。この言葉は、古フランス語のsolempne、solemne(12世紀、現代フランス語ではsolennel)から来ており、さらに遡るとラテン語のsollemnis、sollempnisに由来します。これらは「年に一度の、定められた、宗教的に固定された、形式的な、儀式的な、伝統的な」という意味を持ち、sollus(「全体の、壊れていない、完全な」)から派生しています。この語源は、印欧語根の*sol-(「全体の、よく保たれた」)に関連していますが、-emnisの部分については不確かです。
ラテン語のsollemnisがsollus(「全体の」)とannus(「年」)から成り立っているという説明は、現在では正当とは見なされていません【Barnhart】。しかし、民間語源による何らかの変化は考えられます。de Vaanの資料の一つには、*soll-epli-(「すべての宗教的な儀式を伴って、すべての儀礼をもって」)という形があり、最後の-l-が変化した可能性が示唆されています。
中英語では、-m-と-n-の間に-p-が挿入される(音韻的な?)傾向が見られます。これは、中英語のsompnearie(「夢の書」)や、sumpnour(sumnourの中英語の変種、「召喚者」)などと比較できます。
中英語では「有名な、重要な、威厳のある、壮大な」という意味でも使われました。これにより、チョーサーの作品に登場する修道士は、ful solempne man(「非常に立派な男」)と描かれていますが、実際には宗教的な偽善者です。宗教的な文脈を離れ、「真剣さや誠実さを特徴とするもの」という意味で使われるようになったのは14世紀後半からです。「信仰深い反省を促すのにふさわしい」という意味は、1400年頃から見られます。関連語としては、Solemnly(「厳粛に」)、solemness(「厳粛さ」)があります。