「神が存在しないという教義」や「宇宙における規則性を信じず、人間がそれに従わなければならないという考えを否定すること」[J.R. シーリー, 『自然宗教』, 1882年]。1580年代にフランス語の athéisme(16世紀)から派生し、-ism を付け加え、ギリシャ語の atheos(「神がいない、神を否定する」)から来ています。この atheos は a-(「ない」)+ theos(「神」)から成り立っており、*dhes-(宗教的概念を表す語を形成する印欧語の語根)に由来します。少し前の形としては、1530年代の atheonism(おそらくイタリア語の atheo「無神論者」から)があり、また atheous とも関連しています。古代ギリシャ語では atheotēs(「神の不在」)という名詞が使われていました。
19世紀後半には、さらに二次的な意味が加わることもありました。「有神論の否定、つまり、偉大な第一原因が至高の知的で正義のある存在であるという教義の否定」[セントリー辞典, 1897年]や「神に対する実践的な無関心や軽視、無神論」といったものです。
In the first sense above given, atheism is to be discriminated from pantheism, which denies the personality of God, and from agnosticism, which denies the possibility of positive knowledge concerning him. In the second sense, atheism includes both pantheism and agnosticism. [Century Dictionary]
上記の最初の意味では、atheism(無神論)は、神の人格を否定する pantheism(汎神論)や、神についての肯定的な知識の可能性を否定する agnosticism(不可知論)と区別されます。第二の意味では、無神論は汎神論と不可知論の両方を含みます。[セントリー辞典]