中世英語の botme は、古英語の botm や bodan に由来し、「地面、土、基盤、何かの最下部や最深部」を意味します。これは原始ゲルマン語の *buthm- に遡り、古フリジア語の boden(土)、古ノルド語の botn、オランダ語の bodem、古高ドイツ語の bodam、現代ドイツ語の Boden(地面、土、土壌)などと同源です。おそらく、印欧語族の語根 *bhudhno-(底、底部を意味し、サンスクリット語の budhnah、アヴェスター語の buna-、ギリシャ語の pythmen(基盤)、ラテン語の fundus(底、土地の一区画、農場)、古アイルランド語の bond(足の裏)などに由来)から来ていると考えられます。
「根本的な性質、エッセンス」という意味は1570年代から使われています。「何かの真相を究明する」という表現 get to the bottom of は1773年に登場しました。また、「人の後部、特に座っている部分」を指す意味は1794年から見られます。飲み物を飲み干すよう促す Bottoms up というフレーズは1875年に使われるようになりました。「最後の一ドル」という意味の Bottom dollar は1857年からです。「心の底から何かをする・感じる」という表現 the bottom of (one's) heart は1540年代に見られます。もともとは魚を指していた Bottom-feeder という言葉は1866年から使われています。