約1200年、「聖職者として任命された人、司祭、聖職者」という意味で使われるようになりました。この言葉は古英語の cleric や古フランス語の clerc に由来し、どちらも教会ラテン語の clericus(「司祭」を意味する)から来ています。このラテン語は「司祭的な、clerus に属する」という形容詞の名詞用法です(詳しくは cleric を参照してください)。
現代の官僚的な使い方は、かつて聖職者だけが読み書きでき、世俗の権力者に対して書記や会計係を務めていた時代を思い起こさせます。古英語の後期には、「王の書記」や「会計係」という意味でも使われました。そして約1200年には、中英語で clerk が「文人、読み書きができる人」という二次的な意味を持つようになりました(古フランス語でも同様の変化が見られます)。このため、unclerkly(副詞)は「学者らしくない方法で」(15世紀中頃)という意味になりました。
これが発展して、「公私のビジネスにおける助手」(約1500年)、もともとは会計係を指し、「裁判所や自治体などの記録を管理し、日常業務を行う職員」(1520年代)、さらに特にアメリカ英語では「小売業の販売員」(1790年)を意味するようになりました。「ホテルでゲストを登録する従業員」という意味は1879年に登場しました。