(klōz)は、1200年頃から使われており、「閉じる、覆う」という意味です。これは古フランス語のclos-(clore「閉じる、切り離す」の過去分詞語幹)から来ており、12世紀にはラテン語のclausus(claudere「閉じる、閉ざす、塞ぐ、アクセスを妨げる、終わらせる、閉じ込める、囲い込む、制限する」の過去分詞)に由来しています。このラテン語は、印欧語族の語根*klau-「フック」、または「ペグ、釘、ピン」など、原始的な構造物で鍵やボルトとして使われるものを指していました。
また、古英語のbeclysan「閉じ込める、閉じる」からも影響を受けています。自動詞として「閉じるようになる」という意味は14世紀後半から。1520年代には「近づく」という意味が生まれ、1550年代には「集まる、一緒になる」という自動詞の意味も登場しました。このため、軍事用語のclose ranks(17世紀中頃、後に比喩的な意味も持つようになった)も生まれました。「終わらせる、完了させる」という意味は1400年頃からで、自動詞として「終わる」という意味は1826年に確認されています。株価に関する用語としては1860年から使われ始めました。また、「本などの部品をまとめる」という意味は1560年代からです。関連語としては、Closed(閉じられた)、closing(閉じること)が挙げられます。