「部族や集団内での結婚」を意味する言葉が1865年に登場しました。これは、endo-を基に、polygamyのモデルを参考にして作られたものです。この言葉に関連するのが、Endogamous(1865年)という表現で、exogamy(外婚制)に対するものです。これらの用語は、スコットランドの人類学者ジョン・ファーガソン・マクレナン(1827-1881)が『原始結婚』の中で造語したとされています。
 To this law, the converse of caste, forbidding marriage within the tribe, Mr. M'Lennan has given the name of exogamy: while, instead of caste, since that word involves notions unconnected with marriage, he has used the correlative word — endogamy. [review in The Lancet, March 25, 1865]
 マクレナン氏は、この法則を「カーストの逆」とし、部族内での結婚を禁じるものとして「外婚制」と名付けました。一方で、カーストという言葉は結婚とは無関係な概念を含むため、彼はそれに代わる言葉として「内婚制」を使ったのです。[『ランセット』のレビュー、1865年3月25日]