12世紀後半には、「ドアやゲートを固定するための鉄製の棒や杭」という意味で使われるようになりました。これは古フランス語の barre(「梁、棒、ゲート、障壁」)から来ており、さらに俗ラテン語の *barra(「棒、障壁」)が語源とされています。いくつかの説では、ガリア語の *barros(「茂みのような端」)が起源だとされていますが、オックスフォード英語辞典は「意味に全く合わない」としてこの説を「信用できない」としています。ウェールズ語の bar(「棒、手すり」)、アイルランド語の barra(「棒、スパイク」)は英語からの借用とされ、ドイツ語の Barre、デンマーク語の barre、ロシア語の barŭは中世ラテン語やロマン語から来ています。
「何かを妨げるもの、邪魔をするもの」という一般的な意味は1530年代から見られます。石鹸に関しては1833年、キャンディーについては1906年(製造プロセス自体は1840年代から)に形状の類似からこの意味が生まれました。「港や河口にある砂の堤防」という意味は1580年代からで、航行の妨げとなるものとして名付けられたと考えられています。
Bar graph(棒グラフ)は1925年に確認されています。Bar code(バーコード)は1963年に初めて記録されました。Behind bars(牢獄にいる)は1934年にアメリカ英語で確認されています。