「 -el 」の語源
-el(1)
この語は、古英語の -ol、-ul、-el から派生したもので、道具や器具を表す語形成要素です。これは、印欧語族の *-lo- に由来しています(詳しくは -ule を参照)。現代英語では通常 -le と表記されますが、-n- の後では例外があります。例えば、treadle(踏み板)、ladle(おたま)、thimble(指ぬき)、handle(取っ手)、spindle(糸車の軸)、girdle(帯)、whittle(削る)などが挙げられます。また、方言では thrashle(脱穀機、脱穀用の道具)という語もあり、これは古英語の ðerscel や中英語の scrapel(削るための道具、14世紀中頃)などに由来しています。
-el(2)
この接尾辞は小さなものを表すために使われますが、現代英語では必ずしもそのようには認識されていません。古フランス語の -el(女性形は -elle、現代フランス語では -el や -eau)に由来し、さらに遡るとラテン語の -ellus、-ella、-ellumという接尾辞が起源です。これらはすべて小さなものを表す接尾辞で、インド・ヨーロッパ語族の *-olo-lo-(二重の小辞)から派生しています。この *-olo-lo- は *-lo-(参照:-ule)に由来しています。
-el(3)
この接尾辞は、主に動詞と一緒に使われることが多いですが、もともとは名詞にも使われていました。「しばしば小さくしたり、繰り返したり、強調したりする動作や出来事を表す」とされています(The Middle English Compendiumより)。古英語に由来し、brastlian(berstanと比較、burstを参照)や、nestlian(nistanと比較、nestleを参照)などの例が見られます。また、wrestle(レスリング)、trample(踏みつける)、draggle(引きずる)、struggle(奮闘する)、twinkle(きらめく)などにも使われている可能性があります。さらに、noddle(1733年、「頻繁にうなずく」)や、1607年のチャップマンの作品にはstrapple(「ストラップで結ぶ」)という単語も見られます。twangle(1550年代)は「楽器の弦を軽くまたは頻繁に弾くこと」を意味していました。中英語の新しい単語は、jostle(joustから派生したもの)などのネイティブな形成や、オランダ語からの借用語である可能性があります。
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