中英語の strem は「水の流れ、川の流れ、自然の流れに沿って流れる水の塊」を意味し、古英語の stream に由来します。これは、原始ゲルマン語の *strauma-(古サクソン語の strom、古ノルド語の straumr、デンマーク語の strøm、スウェーデン語の ström、ノルウェー語の straum、古フリジア語の stram、オランダ語の stroom、古高ドイツ語の stroum、ドイツ語の Strom「流れ、川」の語源でもあります)から来ており、さらに遡ると印欧語族の語根 *sreu-「流れる」にたどり着きます。
Boutkanは、「ゲルマン語における *sr の音群に -t- が挿入されるのは自動的な現象だ」と述べ、古英語の swester「姉妹」が印欧語の *swesr-から派生したことを例に挙げています。
12世紀初頭から「何かが源から発し、絶え間なく流れ続けるもの」を指すようになりました。また、古英語や中英語では「海、洋」やその航行可能な水路を指すこともありました。「海の安定した流れ」(例:Gulf Stream)という意味は14世紀後半から記録されており、「川の安定した流れ」という意味も同時期に見られます。
「同じ方向に流れ続けるものの流れ」という一般的な意味は1580年代に確立されました。心理学におけるStream of thought(思考の流れ)は1890年から使われるようになり、文学批評におけるStream of consciousness(意識の流れ)は1930年に記録され、心理学では1855年に先行して登場しました。