[走る行為] 古英語で、また raseとも書かれ、「物語、記述」を意味していました。1300年頃には「素早く走ること、急いで行う攻撃」、さらには「生活や行動の過程、速い流れ」といった意味も持っていました。これは古ノルド語の rās(「走ること、流れ(特に水の)」)に由来し、古英語の ræs(「走ること、急いで進むこと、跳躍、攻撃」)と同根です。
あるいは、古英語の単語が生き残り、古ノルド語の名詞や動詞の影響を受けて綴りや発音が変わった可能性もあります。ノルド語と古英語の単語は、原始ゲルマン語の *res-(中オランダ語の rasen「狂ったように走る」、ドイツ語の rasen、古英語の raesettan「燃え上がる」などの語源でもあります)から派生しており、ウォトキンスによれば、これは印欧語の *ers-(1)「動く、進む」(errを参照)という変形から来ていると考えられています。
もともとは北部の方言でしたが、1550年頃には一般的な英語として広まりました。かつてはより広い意味で使われ、時間や出来事の流れ、あるいは人生の過程(1300年頃)や、空を横切る天体の軌道(1580年代)など、何かを「走り抜ける」過程を指していました。「rue (one's) race」(15世紀)は、自分の選んだ道を悔いることを意味していました。
「二人以上の競技者が参加する速さを競う競技、走ったり乗ったりする競技会」という意味は1510年代からです。「水車などに水を導く人工の流れ」という意味については、race (n.3)を参照してください。「公職に対する選挙競争」という意味は1825年に見られます。