「 mime 」の語源

「文化の中で人から人へと広がるアイデア、行動、またはスタイル」という意味で、1976年に進化生物学者リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』で紹介した言葉です。彼はこの言葉を、ギリシャ語の mimeisthai（「模倣する」という意味、mime (n.) を参照）などの語源から作り出し、gene（遺伝子）という言葉を響かせるように意図しました。

We need a name for the new replicator, a noun that conveys the idea of a unit of cultural transmission, or a unit of imitation. 'Mimeme' comes from a suitable Greek root, but I want a monosyllable that sounds a bit like 'gene'. I hope my classicist friends will forgive me if I abbreviate mimeme to meme. If it is any consolation, it could alternatively be thought of as being related to 'memory', or to the French word même. It should be pronounced to rhyme with 'cream'. [Richard Dawkins, "The Selfish Gene," 1976]

新しい複製者の名前が必要です。文化的伝達の単位、または模倣の単位を表す名詞が求められています。『ミメーム』は適切なギリシャ語のルーツから来ていますが、私は「遺伝子」に少し似た単音節の言葉を望んでいます。もし私がミメームを meme と略しても、古典文学の友人たちが許してくれることを願っています。もし慰めになるなら、それは「記憶」やフランス語の même に関連して考えられるかもしれません。発音は「クリーム」と韻を踏むようにしてください。[リチャード・ドーキンス、『利己的な遺伝子』、1976年]

デジタル時代における「ウィットに富んだり鋭いと見なされる画像や動画、テキストの断片が、インターネットユーザーによって広く迅速に拡散される」という意味は1997年に登場しました。

1889年、「型のコピー機で、ステンシルから複製を作るもの」としてエジソンによって発明されました。語源はギリシャ語の mimeisthai（「模倣する、表現する、 imitates、描写する」）で、これは mimos（「ミーム、模倣者」）から来ています。詳しくは mime (名詞) を参照してください。また、-graph を組み合わせています。1903年から1948年までは商標名として使われていました。「ミメオグラフを使って複製する」という動詞としての用法は1895年に確認されています。関連語としては Mimeographed（ミメオグラフで複製された）、mimeographing（ミメオグラフで複製している）が挙げられます。