「明るさ、放射エネルギー、物を見えるようにするもの」、古英語では leht(アングリア方言)、leoht(ウェセックス方言)と呼ばれていました。「光、昼光、精神的な啓蒙」を意味し、原始ゲルマン語の *leukhtam(古サクソン語の lioht、古フリジア語の liacht、中オランダ語の lucht、現代オランダ語の licht、古高ドイツ語の lioht、現代ドイツ語の Licht、ゴート語の liuhaþ「光」の語源でもあります)から派生し、印欧祖語の *leuk-「光、明るさ」に由来しています。
-gh-という部分は、アングロ・フランス語の写本でゲルマン語の硬い -h-音を表そうとした試みですが、この単語からは後に消えました。
「点火に使うもの」という意味は1680年代から。「特定の視点で考慮するもの」(例えば in light of「~を考慮に入れて」)という意味は同じく1680年代から。また、1938年から traffic light(信号機)の略として使われています。
比喩的な精神的意味は古英語に見られ、「精神的な啓蒙」という概念は15世紀中頃に記録されています。クエーカー教徒による使用は1650年代からで、教義における New Light/Old Light(新たな啓蒙派と旧来の教義派)も同時期からです。
Omnia, quae sunt, lumina sunt [Scotus Erigena (810?-877?) "All things that are, are light"]
Omnia, quae sunt, lumina sunt [スコトゥス・エリゲナ(810年頃-877年頃)「存在するすべてのものは光である」]
「目立つ人」という意味は1590年代に登場しました。また、喜びや楽しみの源を指す light of (someone's) eyes(「(誰かの)目の光」)という表現は古英語から使われており:
Ðu eart dohtor min, minra eagna leoht [Juliana].
Ðu eart dohtor min, minra eagna leoht [ジュリアナより。「君は私の娘、私の目の光だ」]
according to (one's) lights(「自分の能力の限りで」)のような表現は1520年代の古い意味を保っており、比喩的に stand in (someone's) light(「(誰かの)光の中に立つ」、つまり「(誰かの)視界を遮る」)は14世紀後期から使われています。また、see the light(「光を見る」、つまり「この世に生まれる」)は1680年代からで、1812年には「完全に理解する、啓発される」という意味でも使われるようになりました。ロックコンサートの light-show(ライティングショー)は1966年からです。そして、out like a light(「光が消えるように眠る」、つまり「突然または完全に意識を失う」)という表現は1934年に登場しました。