1540年代には「兵士の集団」を意味し、1580年代には「人々の集まり、群衆」を指すようになりました。この言葉はフランス語の troupe から来ており、古フランス語の trope や trupe(13世紀)で「人々の集まり、会社、部隊、群衆」を意味していましたが、その起源ははっきりしていません。
おそらくフランク語の *throp(「人々の集まり、集会」)や他のゲルマン語系の言葉、あるいは古英語の ðorp や古ノルド語の thorp(「村」)に関連しているかもしれません(thorp を参照)。『オックスフォード英語辞典』(1989年版)は、このフランス語の単語がラテン語の troppus(「群れ」)から派生したとしていますが、その起源も不明で、提案されたゲルマン語源から来ている可能性もあります。
1580年代からは動物の群れを指すようになり、特に「騎兵部隊の細分化された単位」、すなわち歩兵中隊に相当するものとして使われるようになったのもこの頃です。ボーイスカウトに関しては1908年から使われています。Troops(「武 armed forces, soldiers in general」)という表現は1590年代に登場しました。Troop-ship(「部隊輸送船」)は1862年から確認されています。中英語では tropel(「小さな戦闘集団」)という diminutive(縮小形)も存在しており、約1400年頃に使われていました。