15世紀半ば、simbalという言葉が登場しました。これは「信条」や「宗教的信念の正式な要約」を意味し、後期ラテン語のsymbolum(「信条」や「印」)から派生しています。この言葉はさらに古代ギリシャ語のsymbolon(「印」や「合言葉」、または「何かを推測するための印」)に由来し、元々は「一緒に投げられるもの」という意味を持っていました。語源をたどると、syn-(「共に」、詳しくはsyn-を参照)と、bole(「投げること」や「投射物の一撃、光線」などを指す)から来ており、bol-はballein(「投げる」)の名詞形で、さらに遡ると印欧語のルーツ*gwele-(「投げる」や「届く」)に行き着きます。
ギリシャ語における意味の変遷は、「物を一緒に投げる」から「対比する」、「比較する」、そして「比較の際に本物かどうかを判断するための印」へと進化しました。このギリシャ語の言葉は、250年頃にカルタゴのキプロスによって使徒信条に適用され、キリスト教徒と異教徒を区別する「印」や「外面的な証し」を指すものとされました。
そのため、後に「何かを代表するもの」、特に「神聖なものや道徳的、知的なものを象徴する物体」という意味(1580年代)や、「何かを表すための文字や印、記号」(1610年代)としても使われるようになりました。