goの過去形。もともとはwend(進む、向かう)の過去形および過去分詞形で、sent(送った)はsend(送る)の過去形。
昔のwendの過去形はwende(進んだ)、wended(進んだ)だったけれど、1200年頃からwente(進んだ)、went(進んだ)という変形が現れた。これは中英語の特徴で、過去形と過去分詞形の-dが、前に-t-、-p-、-s-、-f-、場合によっては-l-や-n-が来ると-tに変わるものだった。たとえば、keep/kept(保つ/保った)、leave/left(去る/去った)、gird/girt(囲む/囲った)、build/built(建てる/建てた)、feel/felt(感じる/感じた)、dwell/dwelt(住む/住んだ)、中英語のkissen/kiste(キスする/キスした)などがその例。
Went(行った)は中英語でgo(行く)の古い過去形に取って代わり始めた。1500年頃までにはその役割を完全に引き継いで、wend(進む)は過去形としてwended(進んだ)を残した。