古英語の lama は「足が不自由な、足が不具合な、麻痺した、弱い」といった意味で、これは原始ゲルマン語の *lama-(「手足が弱い」という意味)に由来しています。この語は古ノルド語の lami(「足が不自由な、手足が不自由な」)、オランダ語や古フリジア語の lam、ドイツ語の lahm(いずれも「足が不自由な」)とも関連しています。語源をたどると、PIE(印欧語族の共通祖語)ルートの *lem-(「壊す、壊れた」)に行き着き、そこから「足が不自由な」という意味が派生しました。このルートからは、古教会スラヴ語の lomiti(「壊す」)、リトアニア語の luomas(「足が不自由な」)なども派生しています。
中英語の時代には特に「足が不自由な」という意味が強調されましたが、「手が不自由な」「病気で障害を持つ」「手足が不自由な」といった意味でも使われました。また、14世紀後半からは「不完全な」という比喩的な意味も生まれ、1942年からは「社交的に不器用な」という意味でも使われるようになりました。名詞として「足が不自由な人々をまとめて指す」という意味も古英語の後期に見られます。「come by the lame post」(17世紀から18世紀の表現)は、遅れて届く郵便や古くなったニュースを指す古い口語表現でした。